養育費の差し押さえは、すべて自分で手続きをすることもできます。
ですが書類を揃えるのも大変ですし、相手の財産を把握するなど一般的な社会人では難しいケースも少なくありません。
そうした時は素直に弁護士に頼った方がいいでしょう。
また先述したように、自分が住んでいる地域と申立する裁判所が離れているのなら、近くの弁護士に依頼すると便利です。
他にも以下のようなメリットとデメリットが考えられます。
- 書類作成などを一任できる
- 交渉を任せられる
- 費用がかかる
基本的に弁護士に仕事を依頼することで、多くのことが丸投げできます。
ですので仕事で忙しい人などは、弁護士に依頼するだけの価値があるでしょう。
反面で費用がかかるリスクがあります。
ただ案件の難易度が高いほど、報酬が高くなる傾向にあるのです。
そのため高い確率で強制執行の認可が降りるといった状況であれば、さほど高い費用にはなりません。
経済的に困窮していて、どうしても弁護士費用が払えないのなら法テラスを利用してみるといいでしょう。
法テラスでは条件を満たせば、弁護士費用の肩代わりをしてくれるサービスがあります。
飽くまでも肩代わりをしてくれるだけなので、後日分割で支払う必要があります。
ですが養育費の回収ができれば、ある程度は経済的な困窮もマシになるのではないでしょうか。